芳香浴
芳香浴はお部屋に香りを漂わせる方法で、精油の香りを楽しみ、穏やかな効果効能も利用することができます。空気中に拡がった精油は、酸素やマイナスイオンを増やし、それによって、危険性のある細菌の繁殖を防ぐと言われています。そして、その芳香で心身の緊張をやわらげ、リフレッシュさせてくれます。芳香浴のために次のような器具があります。
【オイルウォーマー】
ろうそくの火を使うタイプ。上皿に水または湯を入れて精油を適量垂らし加熱します。長時間にわたって香りを楽しめます。火を使うので、ペットの手の届かないところに。燃える物のそばにも置かない。
【アロマライト】
電気を使うタイプ。上皿に水または湯を入れて精油を適量垂らし加熱します。長時間にわたって香りを楽しめます。熱くなるので、ペットの手の届かないところに。燃える物のそばには置かない。
【ディフューザー】
オイルを微粒子にして香りを拡散させる方法です。熱を加えないので、一番自然な香りが一度に拡がります。タイマーつきのものなどいろいろなタイプがでています。
【もっと簡単に楽しめる方法】
マグカップにお湯を入れ、お気に入りの精油を垂らします。それだけでも香りが拡がり楽しめます。
沐浴法
【全身浴法】
リラックスが目的の時は少しぬるめにお湯に1~5滴の精油を落とします。よくかき混ぜ、香りの湯気が立ち上がったらゆっくりとつかりましょう。精油はお湯に溶けにくいので、5ml程度の植物油や天然塩に薄めて、バスオイルやバスソルトにして使用することもできます。少し元気を出したい時は、熱めのお湯で短時間に入浴を。
※注意!
精油の種類によっては肌に刺激を感じる場合もありますが、万が一肌に刺激を感じた場合は、ただちに水であらいながしましょう。
【部分浴法】
部分浴は身体の一部を温めることにより、全身を温める作用があり、アロマテラピーでは有効な方法です。
- ハンド・バス(手浴法)
洗面器に湯をはり、3滴以下の精油を落とします。よくかき混ぜたら、両手首まで浸しますお風呂に入れないとき、風邪のとき、気分転換に。
- フット・バス(足浴法)
ポリバケツに半分くらいの湯をはり、3滴以下の精油を落とします。よくかき混ぜ、両足首まで浸します。座りながらできるので、高齢者や体力の衰えている方でも楽しむことができます。
【吸入法】
精油をガーゼやハンカチなどに1~2滴落とし、香りを吸入する方法で、呼吸器系の不調を緩和したり、リラックスやリフレッシュにも。洗面器やマグカップなどに熱めのお湯をはり、3滴以下の精油を落とし、立ち上がる湯気を吸入します。バスタオルなどをかぶるのもよいでしょう。湯気が立たなくなったら、精油ではなくお湯を足します。かせの初期や呼吸器系の不調の緩和、肌に潤いを与えるスキンケアに役立ちます。
※注意!
精油成分は直接粘膜を刺激することもあるので、長時間の吸入はさけましょう。特に咳の出るとき、喘息の場合は避けましょう。
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