ホリスティックケアって?
Holistic(ホリスティック)の意味は、全体・関連性・バランスなどという意味です。ホリスティックな考え方では身体を部分として捉えるのではなく、常にからだ全体が関連性を持っていると捉え、心と体や魂の調和が一番大切なものとしています。また、調和をはかること、バランスをとることが、その生き物が持っている「自然治癒力」を高め、健康に導くと考えています。
例えば、仕事のストレス、特に精神疲労がたまって胃痛を起こした人がいます。病院に行きますと、胃の部分に対して、痛み止めや、他の薬が出ます。ホリスティックな考え方では、心と体を一つのものと捉えていますので、原因となった、心の疲れを癒す方法も含めて、健康を考えていきます。
ホリスティックな考え方は、決して西洋医学を否定するものではなく、海外でも補完療法として、西洋医学を補う形で共存しています。日本でも少しずつ、医師や獣医師の中で、西洋医学とホリスティック療法を両方おこなう方がでてきています。
何か問題が起こったときに、家族のために何かしてあげたい。可愛いペットのために何かしてあげたいと思ったことはありませんか。私達ができることは、人に対しても、動物に対しても温かいケアです。心のこもった温かいケア。それが、ホリスティックケアです。相手を理解してあげること。寛容に包んであげること。そんな大きな愛をホリスティックケアの中で沢山の方に感じてもらえたら幸いです。
愛犬の介護から、ホリスティックケアに魅せられて
アロマテラピーを一心に勉強していたころ、突然、愛犬が病気に。悪性の鼻のがんで、手術もできず、さまざまな自然療法を試し、何かもっとしてあげたくてペットアロマテラピーとホリスティックマッサージを学びました。
愛犬は発病から2年あまりで天国に召されましたが、ふらふらしながらも最後まで、自分の力で散歩に行こうとし、体がつらい中で、良い香りの中でマッサージをしてあげると、とても気持ちよさそうにしていました。
私自身も、少しペットロス状態になりましたが、できることはしてあげたという気持ちを持てたことで、また、アロマテラピーやフラワーレメディが心の支えとなり、今度は多くの方のお役に立とうと、前向きに気持ちを切り替えることができました。どんなにやってあげても、必ず悔いは残りますから。もし、このようなホリスティックケアを知らないでいたら、まだ悲しみから立ち直れなかったかもしれません。
ホリスティックの2つの魅力
ホリスティックケアの勉強は学ぶほどに楽しく、興味は尽きることはありません。
1つ目の魅力。「全体的な」という語源の通り、物の見方、考え方がどんどん柔軟になり、狭い考えにとらわれることなく、寛容な気持ちで物事や、人や動物に対することができるようになったと感じることが多くなることです。
2つ目の魅力。寛容な気持ちで物事や、人や動物に対することができるようになった時でも、日常の暮らしの中で、様々な出来事が起こり、気持ちがめげてしまうこともあります。そんな時、まさに勉強していること=ホリスティックケアで、まず自分自身を、家族を、愛犬をケアすることができることです。つまり勉強しながら身をもってこのケアのよさを体感し、役立てながら進んで行けるところです。
Nicoのサロン・スクールの中で、また、外部の講座でお会いした沢山の皆様。ワンちゃん、猫ちゃんの飼い主さん。可愛いいパートナー達。ホリスティックケアを実践された方々から、お礼の言葉をいただくことが一番嬉しい時です。
人間もペットも高齢社会を向かえ、ますます、人もペットもQOL(生活の質)のよさが問われる時代、豊かで楽しい暮らしのために、アロマテラピーや他のホリスティックケアが役立ち、笑顔に溢れた暮らしのお手伝いができることを心から願っています。
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